療育

ダウン症のある子との言語コミュニケーションについて学んでみた

いつも家事に育児とお疲れ様です^^

こるみちです♪

どんな時に私のサイトを読んでもらえているかしら?

と、ふと考える時があります。

難しい事を読みすぎると疲れる時もあると思うので、読んだら

「そっか、興味出てきたから詳しく調べてみよっと」

という感じの軽い読み物、でもタメになるみたいなサイトを目指していければなと思います。(笑)

読んでてほっこり、ふんわり♡

少しでもそんな気分になれたら私も嬉しいです♪

さて、息子は2歳半ですが、まだまだ喃語です。

周りにはダウン症のある子でも1歳位で、発語に近い事、家族や親しい人ならわかる言葉表現が出て来る子も見ているので、本当に人それぞれだと思います。

「ゆう」と1か月も変わらない子でも2語文を言えている子もいます(発音ははっきりではないですが分かります^_^
とってもかわいらしい♡)。

最近通園している療育園で、言語聴覚士(ST)さんによることばとコミュニケーションについて講習を受けてきたので、自分の為にも振り返りのつもりで、お話出来ればと思います。

ダウン症のある子とのコミュニケーション

コミュニケーションとは?

・お互いに伝え合う、分かり合おうとする事。その為ただ言葉が話せるようになったら良いわけではなく、お互いに反応し合って、やりとりが成立する事、意志の疎通が出来る事がポイントなのだそうです。

話し手:「聞いてくれている!」「分かってもらえている!」
聞き手:「今私に話しかけてるんだな!」「なるほど!」

とお互いが分かり合う為には、目が合う、肯定的な態度(話している人、聞いている人の方を向いている、見ている)、共感的な表情(ニコニコしながら)、頷く(うんうん)…etc。意志の疎通が出来る事も大切です^^

中川信子さんの「ことばのビル」

言葉やコミュニケーションについての話の時に、色々なところでよくみせてもらうので、詳しくはこちらの表で観てみて下さい。

ことばのビル◁PDFが開きます

言葉を話す事はビルの最上階で、ことばが出るまでには下には何階も過程があり、最終的に全てが成長し、備わって初めて言葉がでるそうです。

私はゆうたろを育てる前まで話すまでにこんなに過程があるなんて考えた事もなかったけれど、話せるってすごい事なんだなって思いました。

ことばで伝えるためには?

先日受けた講習では、水鉄砲を例に先生がお話してくれました。

①(話せなくても)理解できることば
②伝えたい気持ち
③伝えられる(話せる)ことば

①水がタンクに溜まって、②引き金が引けて、③水が出ると言う仕組みで、全てが備わらないと水鉄砲が出ないように、言葉も①②③が全て整って初めて言葉となるそうです。

関わり方の基本の姿勢SOUL(ソウル)とは?~インリアル・アプローチ~

コミュニケーションを取る。ことばが出るまでどうしたらいいのかな?子どもと関わる時、どう接していけばいいのかな?と悩む方もいると思うのですが、ゆうたろと私が母子通園で通っている療育園では「インリアル・アプローチ」という教育方法で療育してもらっています。SOULそれぞれ意味があり

Silence(子どもを静かに見守る)
子どもが場面に慣れ、自分から行動が始められるまで静かに見守る
Observation(子どもの興味や遊びをよく観察する)
何を考え、何をしているのかよく観察する。 
Understanding(子どもの気持ちを深く理解すること)
観察し感じた事から子どもとのコミュニケーションについて理解し何が援助できるか考える。
Listening(聴く)
子どもが言おうとしていることに心から耳を傾ける。

と言う意味があるそうです。出来ない事をすぐやってあげるだけではなく、まずは静かに見守る事や、観察したり、どうしてあげたら良いのか考える事も大切だよというコミュニケーションについてのアプローチ方法なのだそうです。

先生によく教えてもらった事としては、たとえばボールを入れるおもちゃがあったとしても、入れることが出来ないと「こうだよ」とすぐ正しい事を教えてしまいがちだけれど、見守ってみると、ボール同士をカチカチして遊んでいたり、入れる方にコンコン当ててみるのを楽しんでいたり、子どもは一つのおもちゃだけでも遊び方は何通りもあるんですよと言っていました^^

なので子どもと一緒に遊ぶ時はどうしたら楽しく遊べるかじっくり観察する事も大切なのだそうです。(深いですよね^^)

私は子育て自体初めてなのですが、7か月のころから療育園には通っているので、ある程度、自然と身についている部分があると思います。

とは言え、日々ワンオペ育児&のんびりや母なので、もっと日中も関わって行かないとなと反省の毎日です。

コミュニケーションは2種類

コミュニケーションの種類は主に、

・大人から子どもへ発信
・子どもから大人へ発信

の2種類で、まだ完全に言葉で意志の疎通が取れない子とコミュニケーション、言葉が出る事を助ける手段として、

☆大人から子どもへ発信:子どもの理解(保護者が伝えたい事が子どもに分かる)を助ける。
→「話しかける」事だけで、子どもたちにどこまで伝わっているだろうか。

「話しことばを助ける手段」として、

・視覚的な手段(サイン)
・身振り(ジェスチャー)
・カード
・文字

があります。

☆子どもから大人へ発信:子どもの表出を(こどもが伝えたい気持ち)助ける。
→どのような手段がそれぞれのお子さんは使いやすいだろうか。

「伝えたい気持ちを表出する手段」として、

・表情
・視線
・発声
・クレーン:子どもが何かしたいときに、大人の手を取って目標を達成させる行動。
・直接行動
・指さし
・身振り
・サイン:マカトンサイン、オリジナルサイン、ベビーサイン
・手話
・写真:例)実際良くいく場所や、会う先生の写真を取り、見せながら「療育園に行くよ」     「○○先生に会いに行くよ」など説明する。
・絵カード:絵カード交換式コミュニケーションシステム(PECS)
・シンボル:ドロップレット・プロジェクト シンボルの所をクリック
・文字
・話し言葉
・VOCA(音声出力型コミュニケーションエイド)
VOCAでコミュニケーションの扉を開く
・スマホやタブレットでも、アプリで「えこみゅ – LITALICOアプリ」
など年齢や発達に合わせて使えるアプリがあるそうです。

と表出方法は色々あるようです^^

~ここで大切な事~

「教えなきゃ」「やらせなきゃ」「ちゃんと話せるようにさせなきゃ」よりも

伝わるって嬉しい♪

コミュニケーションって楽しいね♪ 

やりとりそのものをこどもも大人も沢山感じられる事が一番大切なんだそうです(^ ^)

一緒におもちゃで遊んでみたり、公園でブランコに乗って「ブランコ楽しいね」って笑いあって気持ちを共有するのも大切なコミュニケーションの1つなんだなって講習後に思い、ひとつでも関われている自分に改めて嬉しくなりました。

1日に1つでも2つでもコミュニケーションをとれていれば、1年で365回、2回にすると、730回、3回にすると1095回…etc(笑)

日々暮らしている中で、自然にコミュニケーション能力は備わってるので、沢山意識して頑張れる時は、頑張って、息抜きする時はゆっくり休んで、リフレッシュタイムもたまには取りつつお互い子育て頑張りましょうね♪

最後に

ダウン症のある人は、ほとんど発語がでないまま大人になっていく子もいるそうです。逆に高嶋ちさ子さんのお姉さんやあべけんたさんのように、とってもお話上手な方もいます。

@chisakotakashima

高嶋さんのお姉さんがたまに写っています^^

日テレで「1周周って知らない話」でゲストに出た時は、定期的にお姉さんとお父さんとの話もTVで放送してくれるので、要チェックです。家族みんなでケンカしていたりする様子も観ていて面白いです♪

ゆうたろもまだまだ話せるようになるかは分からないのですが、コミュニケーション能力自体は結構高いのではないかなと思います。(ただの親バカ発言かも知れません。(笑))

ベビーサインやマカトンサインを見せてもまだまだ自分ではサインが出ないのですが、
やってほしい事は、私の手を掴んで連れてってくれるし、読んで欲しい本は「読んで」と渡して来てくれたり、逆に私がオムツ変えるからタッチしてというと、すくっと、柵につかまり立ちをしてくれたり…etc。

日々関わっているとどんどん独自のコミュニケーションの仕方が出てくるので、出来るだけその子なりの「サイン」を見つけて伸ばして行く事が大事なのかなと今は思います。

社会に出るまでに、療育園、保育園、幼稚園、小学校、支援学校と色々周りにも分かる表現方法を見つけて、まとめた物を配ってその都度分かるように最善を尽くせればと考えています♪

みんなのお子さんは何ができるかは一緒にこれから成長してみないと分からない所だとは思うので、準備しておくのは必要かなと思います。我が子の「サイン」が出やすくなるように覚えやすいものから練習、トライしてみるのもいいかもです。

ゆうたろはまずは、まだ視力も良くないので、覚えにくい状態ではありますが、マカトンサイン中心に、ベビーサイン、手話でコミュニケーションが取れるようになっていけたらいいかなぁ^^

お話が上手なInstagramの先輩もまともな発語が出たのが小学生からだったという話も本人のママ(叶君のママさん)の質問コーナーで聞いた事があるので、我が子の発語はいつかな、出るかなと楽しみにしつつ、出なくても生活出来るように、家族でこれからも学んで行きたいなと思います。

Instagram

↑4兄弟が仲良くて、ママのミミさんの声も優しく癒し系でほっこりします♡

最近YouTubeも始めらたみたいなのでやり取りがゆっくり観られます♪

ダウン症かなうちんファミリーチャンネル/YouTube

何より叶くんがかっこよくて、しっかりしていて、憧れの先輩です^^

兄弟児がいて、将来が心配になるママも不安が吹き飛ぶ位家族みんなが仲良しです♪

ではでは今日も一緒にトリぐらし、頑張り過ぎず、頑張りましょう~♪